2001/12/12 (水)
●売春、人身売買…「性の奴隷」の実態(ZAKZAK)
さて、翌日更新がすっかり板についてしまったかまぼこユリです。ちなみに鬼太郎をかまぼこにすると黄色のストライプ模様が入るのでマズそうです。気をつけましょう。
とりあえず、ニュースの前に書きます。 カウンターが10万回ったみたいですので、記念と言ってはなんですが写真を二枚ほど追加しておきました。さりげなく下に追加しておいたので、気づかない人もいるかもしれません。 これで写真は5枚になりました。ネットアイドルと言い張るには脅威的に少ないですが、実際にはプラス31枚ということで許してくださいね。
ところで、バーチャルなネットアイドル(未成年)のえっちな写真というのは、「児童ポルノ」に含まれるんでしょうか。というわけで今日のニュースです。 語り始めるとキリがない組織、ユニセフの報告です。「世界で毎年女性や児童数百万人が『性的奴隷』として売春や人身売買など商業目的の性的搾取に遭っている」とのことで、「被害者の数はインドが40万人、タイ20万人、フィリピン、台湾がそれぞれ10万人などとアジアが多数を占めている。他地域では米国24万4000−32万5000人、ブラジル10万人、東欧、中欧計17万5000人、西アフリカ3万5000人などが目立つ」そうです。面倒なのでコピーしただけです。 なんとなくアジアが多数を占めているのは重点的に調査されているだけのことのような気もしますね。それにアメリカもかなりのものだと思います。
さて、いろいろと突っ込みたくてしょうがないんですがとりあえず置いておいて、次の報告を見てみましょう。「性的搾取に遭っている児童の数は約100万人で、そのほとんどが女性」だそうです。以前はペドファイルの中にも少年を好む金持ちが多かったと聞きますが、現在の主流は完全に少女に移っている様子ですね。これはおそらく、購買層が過去に比べて格段に拡がったためだと思われます。筋金入りの金持ち変態さんだけではなく、少しお金に余裕のある人たちも「買う側」になってしまったということでしょう。 こんな状況が「よくないこと」なのはユリも思います。ユリはペドファイルを否定しませんが、直接的に少女に危害を加えることには絶対反対しています。だからユニセフは、声高に以下のようなことを訴えています。
(1)取り締まり条約、法令の強化 (2)売春に代わる生活手段の提供 (3)児童の意識を高めるための教育の拡充
では、突っ込んでいきましょう。 (1)はともかくとして、(2)と(3)は明らかに貧しい国での対策として考えられているようです。たしかに、貧しさのあまりに子供たちを売り飛ばしてしまう国も多いです。そんな国々で(2)が実現できれば、きっと児童売春も減らすことができるでしょう。(3)はこの場合関係ない気もしますが。将来的には実現できれば言うことなしですが、とりあえず児童売春の歯止めとしては(3)は意味がありません。むしろ親の意識を高める方が先決だと思います。 それでも、この3つの意義はとても高いと言えるでしょう。実現したら、とても子供に優しい世界が実現するような気がします。実現したら。 貧しい国が裕福になり、教育水準も高くなり、それで児童売春が激減する、ステキな展開ですよね。きっと、ユニセフの人たちもそう願って運動をしているに違いありません。
……なら、どうしてアメリカに児童売春が多いんでしょうか? 人口比率から考えても、インドを上回っています。全世界の国々がアメリカのような「文明国」になれば児童売春が少なくなる、なんてことは絶対にあり得ないとユリは思います。餓死したり病死する子供たちは減るかもしれませんが、児童売春と殺人は確実に増えるでしょう。
ユリはこれらの運動を否定する気はありませんし、それなりには意義もあるものだと思っています。でも、これらの言葉の端々にユニセフの貧困な「想像力」を感じずにはいられません。自国の狂気じみた病理からは「理解できない」と目を背け、なんとなく解決の簡単そうな場所に手を伸ばす。それではアメリカで苦しんでいる少女たちは見殺しです。警察組織に任せておいて解決する問題ではないんですから。
ユリとしては、内政干渉めいた奇行を繰り返すよりもまず、他の国の手本となるような社会を完成させて欲しいと思います。そして各国の支部も独立させ、とにかく自分の国の子供たちを助けるようにさせてやってください。資金問題だけは相互で助け合う必要があると思いますが、基本運営をその国の人たちに任せない限り、そしてアメリカ自身が自分の国を改善していかない限り、よくてアメリカのクローンが増えるだけだと思います。
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