ゆり☆にゅーす

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2001/12/10 (月)

「寄付はソフトではなく現金で」――Jobs氏,MS和解案に改めて反発(ZDNet)

 さて、ついコンビニで「2ちゃんねる大攻略マガジン」を購入してしまったユリです。テキスト量が多い上に、あまり興味のない記事も多いので全部読んだわけではないですが、アスキーアート(文字や記号を並べて描く絵)が一覧で見ることができたのが嬉しかったです。
 2ちゃんねるといえば、今は1ch.tv(ゆり☆にゅーす10/5の記事参照)との関係が面白いみたいです。面倒なのでユリは早々に傍観するのをやめましたが、暇な人は一通りの事情を追ってみると楽しめると思います。LLLたんから追ってみるのがわかりやすいかもしれません。

 というわけで、めずらしく2ちゃんねるを引き合いに出した上に文中リンクが多めでしたが、それらとはまったく関係ない、今日のニュースです。
 「ゆり☆にゅーす」でも11/22で取り上げた、独占禁止法絡みのマイクロソフトの和解案ですけど、やはり紛糾しているようです。さすがに寄付を装ってシェア拡大という陰謀は、あからさま過ぎてすんなり進むわけがありませんね。ジョブスもはっきりと反発の意を表明しています。

 改めて説明しますと、独占禁止法に対するペナルティとして「教育機関に10億ドル寄付する」という和解方針をマイクロソフトが打ち出しました。ただしこの10億ドルというのは全て現金というわけではなく、ソフト、サービス、トレーニング、そして現金の総額です。
 みなさんもご存じの通り、ソフトウェアの製造コストというのは開発費がほとんどで、採算以上に売れた場合の原価は極端に低く(CD-ROMのプレス代と説明書などの印刷代程度)なります。もともと顧客にはなりえなかった貧しい教育機関にソフトを与えたところで、メインの購買層であるビジネスユーザーへの売上には大した影響はなく、マイクロソフトの損失はかなり低いと言えるでしょう。
 なおかつ、基本ソフトである「Windows」を提供することはユーザーを増やすことに繋がり、教育機関が今後購入する機材やアプリケーションソフトは「Windows」対応のものになります。もっと端的に言えば、OSのバージョンアップによる収益すら望めるわけです。
 それではペナルティとは呼べない、マイクロソフトは全額を現金で寄付するべきだ、という話が今日のニュースの骨子です。

 ユリはマックユーザーですし、今回の件では明らかにマイクロソフト側に問題があると思いますが、あえて巨視的な話をしてみましょう。
 まず言えることは、商売の基本である金銭のやりとりにはとても長い歴史があること、そしてソフトウェアを初めとする無形物が流通されるようになったのはほんの最近のことという事情があります。土地は動かせませんし、演劇や映画については一度見る度に対価を支払うというシステムで成り立ってきました。しかしレコードやビデオが流通という市場に流れていった時点で、微妙な問題が生じます。
 複製したものを販売することが商売になる、という問題です。
 複製とかコピーとか聞くと、大抵の人は「海賊版」のようなものを思い浮かべるかも知れませんが、メーカーが販売しているビデオやCDだって「複製物」には違いないということです。マスターからの一次複製物が「商品」として販売されるようになりました。
 そして技術的な進歩が、「複製物の複製物」を可能にしてしまいます。これがいわゆる「海賊版」ですね。メーカーは海賊版によって売上が落ちてしまうのを防ぐため、法律で武装して「権利」を主張するようになります。売っているのは媒体(メディア)そのものではなくその内容で、対価は内容を作ったメーカーのみが得る権利がある、と。
 これは至極もっともな主張であるし、そうしないと対価が順当にメーカーに入ってこなくなって新しい商品を作り出せなくなってしまうでしょう。しかし、よく考えてみると不思議に思いませんか?
 メーカーはお金を出して内容物を製作し、コストをかけて複製、販売する。
 悪徳業者はお金を出してメーカー品を買い、コストをかけて複製、販売する。
 構図としては、同じことになります。問題は「内容物の権利」だけです。しかしそれは、買う人間にとっては直接的に影響を及ぼす問題ではないでしょう。

 わかっていて極論を述べていますので、ツッコミは待ってくださいね。
 このように文明が進み、サービス以外の「無形物」に値段が付けられるようになって、それなのに「モノに対価を支払う」原則が生きている。だから齟齬が生じる、というのが結論なんです。そのためにあえて極論を挙げてみました。
 勿論権利は守られなければいけないし、違法コピーはいけないことです。それでもデジタル時代になって正規品と海賊版の差異がほとんどない時代、建て前だけでは乗り切れないでしょう。
 これから、もっとプログラムのような「無形物」が生活の中に組み込まれていくはずです。インターネットの普及は、複製すらしないメーカーをも生んでいます。コピーすることを顧客に許可するという行為が商品ということです。
 加速度的に進められるこうした環境の変化に、完全に社会のシステムが追いつけなくなってしまっている、とユリは思います。そろそろイデオロギー自体に革新的な変化が現れてきてもいいんじゃないかな、と。
 それがどんな形になるのかまではわかりませんが、今の資本主義が絶対的なシステムではない、というぐらいの柔軟な考えを持っておいたほうがよいのかもしれません。

 などとデカすぎる話にしてみましたが、あんまり面白くなかったですね。おまけに今日のニュースと全然関係なくなっちゃったですし。もっと電波系の文章にしたかったのに中途半端で終わっちゃいました。

 仕方ないので、気を取り直して今日のニュースです、アゲイン

●田代まさし、今度はノゾキで逮捕!(ZAKZAKほか)

 去年の九月にスカートの中を盗撮して逮捕された田代まさしですが、今度はオフロを覗いて逮捕されました。当事者以外は笑うしかない事件ですね。爆笑なのか苦笑いなのか、微妙なところではありますけど。
 同じ芸能界復帰不可でも、江戸家猫八とはえらい違いです。ご冥福をお祈りします。


2001/12/09 (日)

「エルメス」2千万円相当持ち逃げ(中日ほか)

 さて、「絶え間なくあるように」という歌詞に違和感を感じているユリです。「ある」という言葉に時間軸は必要ないのに、「絶え間なく」というのは時間軸の表現だからでしょうか。一番の理由は「あゆキライ」ということだと思いますけど。

 一部の人の神経を逆なでしつつ、今日のニュースです。
 サギです。編集者を名乗り、エルメス輸入業社三社からバッグを約30点を借り出し、そのままドロンしちゃいました。被害総額約二千万円。
 古典的な手法が一番効果的、という好例ですね。ニセの名刺と度胸だけで、まんまと二千万円をゲットです。とはいっても上手くさばかないと足がつくので、全額二千万円を換金できるわけではないと思います。
 それにあるていどは事情に通じていないと実行しにくいサギですから、組織的犯行でなければ意外と捕まってしまうものです。早く捕まるとよいですね。なげやりなコメントですいません。
 騙された方もちょっぴり恥ずかしい、サギ事件でした。

 ちなみにエルメスというのはブランド品のことで、インド人の乗っているモビルアーマーのことではありません。念のため。


2001/12/08 (土)

携帯電話の画像メールで自分の全裸写真を売る女性(ZAKZAK)

 さて、己の心と書いて忌まわしいと読むユリです。堕ちてゆくのが忌まわしいなら、それもまたよいものですわ……。
 なんだかよくわからない掴みですみません。とりあえず何の脈絡もなく業務連絡させてくださいね。

 昨晩メールをくださったselfish〜@さん、返信メールがさっぱり送れません。ヘッダー見るとドリキャスからみたいですけどメアドは普通のプロバイダメールで、何度送信しても「ゆーざーあんのうん」のエラーで戻ってきてしまいます。
 仕方ないので返信は掲示板の方に載せておきますので、なるべくログが流れない内に読みにきてくださいね。
 以上、業務連絡でした。

 それでは、今日のニュースです。
 携帯電話にデジタルカメラが搭載されるようになって久しいですが、その機能を使って自分のえっちな写真を撮って男性に売りつける女性が急増しているそうです。相場は一枚500円前後で、セット売りやリクエストを受け付ける場合もあるそうで、主に出会い系掲示板で告知。実際の取引はメールとネットバンクを使うという、極めて巧妙な手口です。

 ユリは素直に、「あ、これはうまい手だな」って思いました。わいせつ図画販売うんぬんの視点で見れば悪いことなんでしょうけど、しっかりとニーズに応えた商売だと思います。値段もそれなりにリーズナブルに押さえてあるし、なにより携帯電話だけで完了するという点がゲーム感覚で楽しいんじゃないかと。
 画素の少なさもよいですね。ユリは常々、iモードでえっちな画像を探している人が不思議でした。だってあれはもう全面モザイクみたいな画質ですから。インターネットベースのえっちな画像はカラミのものが多いので、あんな小さい画面で見たところで「クイズヒントでピント」の浅井愼平ぐらいしか興奮できなさそうです。その点、携帯電話でセルフヌードを撮るという行為は自然と部分的撮影になりますので、画素の少ない画面でもそれなりに見えるでしょう。フェチっぽく乳首の画像ばかり集めればわいせつ図画にすらなりませんし、おとなの遊びとしてはスマートな部類に入ると思います。

 ただ、こうしたシステムで問題になるのがサギです。相手が見えないので、その写真が本当に撮り下ろした写真かどうか使い回されているものなのかわかりませんし、第一お金を振り込んだからといって送られてくるとは限りません。
 とはいっても、写真撮影の過程なんてものは思い込みでどうにかなってしまうていどの話ですし、お金だけ振り込ませてあとはドロンというのも累犯していれば捕まるリスクが高くなるので実際にはあまりないと思います。

 というわけで「やりとりそのものも含めて、スマートに楽しむ」という姿勢でいれば、ユリはこのシステムは悪いものではないと思います。悪質な業者が介入せず、健全に不健全な市場が形成されていけばいいな、と思っています。

 でも、ユリの無修正写真は、見せませんよ。


2001/12/07 (金)

Mac OS 9.2.2がリリース

 さて、全然淫魔らしくないユリです。
 今日のニュースは、肩の力を抜いていきます。

 先日、「Final Cut Pro 3」というマック用ソフトが発売されました。このソフトは、これまではプロの領域であった機能の多くを低価格なのに取り入れた、非常にコストパフォーマンスに優れたソフトです。使っているマシンが最新機種だったら、ユリも欲しいぐらいです。
 そしてこういったアプリケーションソフトには必ず、OSのバージョンに対する条件があります。ウィンドウズ用のソフトでも、よく「XP対応」とか「2000以降が必要」などの注意書きをショップで見かけると思います。古いシステムではソフトが動かない場合もあるので、そのための注意書きです。
 もちろんこの「Final Cut Pro 3」にも、動作を保証するための条件が記載されていました。

 Mac OS 9.2.2以降。
 その時点での最新OSはMac OS 9.2.1でした。

 つまり発売日当日、このソフトの動作条件を満たすマシンは存在していなかったわけです。これでは、「X-box」本体の発売前に「X-box」のソフトを売るようなものです。できることといえば、ぼーっと銀色の盤面を見つめることぐらいです。

 ただし、そんな間抜けな状態も一日だけでした。翌日になって、「Mac OS 9.2.2アップデーター」が発表されました。これで安心です。めでたしめでたしです。
 というわけで、今日のニュースでした。

 え? 愛子? 16歳ですか?


2001/12/06 (木)

読書活動推進法 参議院で可決、成立 読書環境の整備に弾み(毎日)

 さて、愛ゆえにユリです。
 今日のニュースは今日中に、と思っていたのにもかかわらず、つい「魔法使いTai!」と「ナジカ電撃作戦」を見てしまいました。どちらもかなりアニメオタク向けの作品ですけど、見始めるとクセになります。特に「ナジカ」はフィナーレが近づいてきたこともあって、なかなか緊張感のある展開になってきました。パンチラだけじゃなかったみたいです。

 などとオタクな方々にも理解があるように見せかけつつ、今日のニュースです。
 「読書活動推進法」なんてものが、参議院で可決しちゃったそうです。なんでも「子どもの読書活動推進を国や自治体の責務としている」そうで、いろいろと推進計画も画策中だとか。

 なんだか根本的に勘違いしちゃっているような気がします。子供が本を読まなくなった、それは事実かもしれません。でもそうなったのは「国の責任」なんかじゃなく、単純に「親が読んでいないから」ですよ?
 どんな偉そうな態度で「本を読みなさい」なんて言ってみたところで、お手本としての親が読書を放棄している現状では「読書なんて必要ないじゃん」と思うのがあたりまえです。逆を言えば、読書家の子供はやっぱり読書家になることが多いです。「読書は大切」「読書はためになる」なんて繰り返し唱えるよりも、まず親が読書を楽しむべきです。そうすることで、子供たちは読書に対する「きっかけ」を得ることができるのです。「面白そう」という、自発的なきっかけを。

 また、子供に大した判断力はありません。だから国や自治体、学校が「こうしろ」って言えばそうする、そんなわけありません。判断力が鈍かろーが鋭かろーが、人間はラクな方、楽しい方に進むのがあたりまえです。本ぐらいしか娯楽のなかった時代は終わり、今ではマンガ、テレビ、ゲームなどの娯楽が溢れかえっています。純粋に子供たちは「読書よりも他の娯楽の方が楽しい」と思っているだけのことに過ぎないのだと思います。

 つまり、子供たちの読書離れを解決するためには、こんな法案なんかよりも他にするべきことがあると思います。おとなが読書を楽しむこと、他の娯楽に負けない面白い本をつくること、そのふたつのことを果たすことができたら、問題はあっさり解決します。
 無理なことだと思うかも知れませんが、それは正しいです。つまり、問題解決は無理だとユリは思います。どうして全体的な出版不況の中で、子供たちだけが本を読まなければなりませんか? そんな考え方自体が変わらない限り、なにも変わりません。

 でももし解決したとして子供たちが本をたくさん読むようになったら、今度はきっと「子供の活字中毒」を問題視して法律を作ろうとするんでしょうけどね。自分たちの理解を超えてしまうと途端に規制したくなる、そんな狭量が子供たちを押しつぶしてしまうような気がします。

 後味悪い結論になりましたので、口直しにエピソードをひとつ。
 ユリの記憶はもらいものですが、今回のニュースを読んで小学校自体に校長先生に言われた言葉が思い出されました。趣味の話をしていると「読書が好きなんだ、偉いね」と校長先生は言いました。違います。本は好きだから読むもの、面白いから読むものであって、決して強制されて、学習のために読むものではないんです。褒められる筋合いはありません。
 教育機関の先生方は、そんなふうに憤りを感じた子供がいたことを、ぜひ知っておいてほしいと思います。もう忘れてしまったかもしれませんが、子供たちのプライドは思いのほか高いものなのです。


a-News 1.46

Last Update : 2013/01/01 00:28:32