2002/02/20 (水)
★引き逃げ事故に絡み男性3人死亡の怪 大阪(朝日)
さて、とりあえずユリです。
今日のニュースは、不謹慎な言い方ですけどドラマティックです。言い換えるとまるでサスペンスドラマのようです。重複して説明するのもなんですけど、ニュースソースのリンク切れが起きるとどうしようもなくなってしまうので、簡単に概要を書いておきます。
・最初の死体
ひき逃げされている無職男性の死体が発見されました。現場の近くには乗り捨てられていたトラックがあり、ヘッドライトの破片などからこのトラックではねられたであろうことが判明します。トラックの持ち主である岡野さんが容疑者として浮かび上がります。
・二体目の死体
翌日、山の中で他殺体が発見されます。身元を調べると、ひき逃げ容疑のかかっている岡野さんのものだと判明。更に、死亡推定時刻はひき逃げがあったと思われる時刻よりも前であることもわかり、ひき逃げ犯は別人であることが判明しました。
よって、何者かが岡野さんを殺害してトラックを奪い、ひき逃げ事件を起こしたものだと考えられます。つまり、岡野さん殺害とひき逃げの犯人は、ほぼ同一人物であるとされました。
・三体目の死体
しかし、ここで新証言がありました。ひき逃げされた無職男性の息子が「父親に呼び出され、山の中になにかを捨てるのを手伝った」と証言したのです。「死体かもしれない、と思った」という言葉に、警察は無職男性が岡野さん殺害に関与していた疑いを強め、この息子に詳しい事情を聞くことにします。なにしろ、ひき逃げ現場にブレーキ痕がないため、偶然はねてしまったわけではない疑いが強かったのです。
ところがこの息子は、「自分は事件に関係ない。犯人を捕まえてほしい」という遺書を残し、マンションから飛び降りて自殺をしてしまいました。無職男性には数千万円の生命保険がかかっていることから、疑われていると思っての自殺、という動機が推測されます。しかし、それは推測の域を出るものではありません。
今の所、真実は薮の中です。ただ、犯人が無職男性の息子であるとは考えにくく、真犯人は別にいる可能性が高いと思われます。
最近は明確な利害関係のない病んだ殺人事件が多く、警察の検挙率も極端に低下しています。しかしこの事件はおそらく金のためのものだと思われるので、速やかに真相を究明、そして犯人を逮捕してほしいものだと思います。
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