2002/02/08 (金)
★諌早女児殺害:吉岡被告、起訴事実認める 長崎地裁初公判(毎日ほか)
さて、苛立ちのユリです。
例の諌早女児殺害事件での吉岡被告が、初公判にて起訴事実を認めました。
黒磯市での事件が少女の記憶によって犯人逮捕に至ったため、殺害して遺棄するのはやむを得ないと決意したそうです。
また、検察側の陳述によると、吉岡被告は「米同時多発テロ報道が続くうちなら事件を起こしても大きく報道されず、警察にも情報が集まらないと考え」たそうです。
そして、弁護側はいつもの通り、計画的な殺意の否定と責任能力の有無で裁判に臨むようです。
殺害を「やむなし」と考えられて実行できるような人間に、本当にはじめから殺意がなかったんでしょうか。そして社会情勢まで考慮できる計算高い被告に、なぜ責任能力がないのでしょうか。
幾度と繰り返されている茶番劇のような裁判なんて、もう見たくありません。
あの宮崎勤が、いまだにしたり顔で生きている時代には、正直言って反吐がでます。
生きて罪を償わせるべき、だと言う人もいるでしょう。最低限の人権は犯人でも保護されるべき、と言う人もいるでしょう。しかし、意味のない個人擁護のために、罪を犯していないペドファイルがスケープゴートになっています。
吉岡被告にしても宮崎勤にしても、ペドファイルだから犯罪を犯したわけではないはずです。遠因のひとつではあるにしろ、ペドファイルの全てが殺人を犯すわけではありません。趣味・嗜好の問題よりもまず人格に問題がある人間が、犯罪を犯すのです。
どうせペドファイルにまともな人格があるはずない、などとうそぶく人間がいることもユリは知っています。しかし、それこそ人権侵害です。改めてください。
もう一度繰り返します。もう茶番劇のような裁判はたくさんです。速やかに、納得できる判決を下してほしいと痛切に思います。
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