2002/02/06 (水)
★著作物の権利情報の検索と使用許諾申し込み可能なポータルサイト、4月から稼働へ(MYCOM)
さて、ちゆデイズも終え、通常に戻ったユリです。
さらっといきますね。
いろいろとキマリがうるさく、特にネットが普及してから玉虫色ゾーンの拡大した著作権関連ですけど、権利データや使用許諾についてのポータルサイトが4月よりオープンするそうです。
著作権を管理する団体は数多くあり、代表的な例であるJASRACをはじめ、ACCSなどが著作物の提供形態によって個別に管理しているのが実状ですが、そのため使用許諾をとるのにまず窓口を探すなどの苦労が強いられていました。よって、デジタルな窓口としてポータルサイトを作るということです。
これで「あなたのページは著作権に違反しています」といきなり削除される前に、適切な使用許諾を容易に申請できるようになるでしょう。まぁ、「金払ってまで続けるつもりはない」という人の方が多いとも思いますけど。
ちなみにこのポータルサイトを立ち上げるのは「デジタル時代の著作権協議会」と呼ばれる団体です。ここでは、守りにくく守られにくいデジタルコンテンツなどの著作権問題も研究、協議しているようですので、広告塔のユリにとっても目が離せない存在です。
で、今思いついたんですけど、OS自体がコピーファイルの実行を制限するという形にはならないものなんでしょうか。少なくとも純正Windows上でコピーしたファイルにはコピー回数の情報を追加して、コピー禁止の設定のあるファイルは開かなくするというシステムにするだけで、不正コピーはごく一部のマニアにしか不可能な技術になると思います。
モノを作り出す人間からは切実な問題なのですが、OSメーカーからすれば些末なことに見えるのかもしれません。でも今後もPCによる文化の発展を夢見ているのなら、こうした保護策もとっていってほしいと思います。
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