2001/10/31 (水)
●ウェブページのアーカイブを検索できるツールが登場
さて、休日なんでやる気のないユリです。
どこらへんが休日かと申しますと、左です、ひだり。まちがい探しなみに微妙かもしれませんが、これはユリじゃありません。ユリがまだ小学校にいた時に、生徒会長をしていた藤井利奈ちゃんです。なんでも、約2カ月に一回しか登場しないレアキャラという位置づけのようです。で、その日はユリはお休みということだったんですが、「だからといって毎日更新は義務だよ義務」というワケのわからない言葉にだまされて、ユリは今日もがんばるわけです。けなげですね。えっちなだけが、ユリじゃありません。
休みの日ぐらい、ニュースじゃなくて適当に雑談をしてお茶をにごそうと考えていたんですが、それでは社会派実用系ニュースサイトである「ゆり☆にゅーす」ではないと思い、適当なネタを拾ってきました。実用系とはいっても、あっち方面じゃないですよ。
ウェブページのアーカイブ、なんて書き方をされるとわからない人にはわからないと思いますが、つまり過去に存在して現在は存在しないホームページでも見ることができるということです。
インターネットのWebページの有用性は情報が早い点にもありますが、それは裏を返せば更新の早さであり、古い情報がまたたくまに消滅するということに繋がります。見逃した情報や、過去のデータを検索したくても、すでにサーバーからは跡形もなく消えていたりするわけです。つまり先日書いた、ニュースソースのデッドリンクも、そういうことです。
しかし、この『ウェイバック・マシン』というサービスを使うことによって、現在サーバー上に残されていないWebページですら閲覧可能になるのです。
なんだか素晴らしい技術のような気がしますが、やってることは至極当たり前のことです。とにかく片っ端からネット情報をコピーして保存しているのです。
おかげでデータ量は毎月12テラバイトずつ増加、現在100テラバイト超になっているようです。おかげでこのサービスを使ってみると、かなり重くなっています。気軽に遊びに使うには向かないでしょう。そのかわり、どうしても調べたくても古くて見つけられなかった情報収集には、かなり威力を発揮するのではないでしょうか。
ただし、このサービスには危険要素もあります。たいていのWebページは、間違いや問題表現や著作権違反などにはサーバーから削除することで対応しています。たとえ誰かのPC上に保存されてしまっていたとしても、そのページは公に公開されているわけではないのでそれで済むわけです。しかしサーバーから削除したとしても誰もが閲覧できるかもしれない状況というのが、このサービスによっておこりうることになります。
実際、似たようなサービスに『google』のキャッシュ表示というものがあります。規模が全然違いますが、検索結果のページが存在しなくなっていても当時のページを表示できる機能です。某オタク系誘拐犯のヘタレ同人誌を、この機能で読んだ人も多いでしょう。そうです。消したい情報も残されているかもしれないのです。
一応、サイト上に『robot.txt』ファイルを加えることによって一般公開はされなくなるようですが、そこまでする人は少ないでしょうし、現在すでにサーバー自体放棄している人にはこの方法は不可能です。技術力、サービスの進化はめざましいですが、常になんらかのデメリット、代償が存在することを考えておくべきだとユリは思います。
……すいません、オチが思いつきませんでした。
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