2005/05/29 (日)
★「顧問料払え」とコンビニ恐喝 容疑の元総会屋ら逮捕
さて、センセからいろいろコンビニの話は聞くことができるユリです。夜中に来て店長を呼ばせて、ふつうに世間話をしていくヤクザさんがいたそうですけど、しばらく見ないなと思っていると「高い塀のある別荘に行っていた」と言いつつ久しぶりに姿を見せたり。地方出身のさみしがり屋さんがいちゃもんつけながら長話をしていったり。おばぁちゃんの手前ぐらいの人が、人生の苦労話を出生からドラマチックに語りはじめたり。「お金がないから貸してほしい、または廃棄弁当をわけてくれ」と食い下がる若者がいたり。 ちなみにそのずうずうしい若者を、センセはオレはなにもやらんから別の店に行け、と遠回しに追い返したところ、近くのサークルKで金をせびって、そのお金でセンセのいる店に買い物に戻ってきたそうで、理解に苦しむタイプの人間だと語っていました。ユリにもさっぱりわかりません。
24時間営業というだけで、コンビニにはいろんなネタが転がっているなぁ、と思いつつ、そんな今日のニュースです。 恐喝のネタとしては、むしろ使い古された感がある話です。もともと「みかじめ料」を合法に取るために、ヤクザ屋さんはおしぼり屋や観葉植物屋や氷屋などを持っていたりするわけですしね。ただ、コンビニをターゲットにしたという話はあまり聞きませんね。フツーに考えれば、コンビニのほとんどがフランチャイズなんですから、コンサルティングやトラブル対処には、すぐに上の担当者が出てくるはずですから。逆にそういう時に出てきてくれなければ、高いロイヤリティーを払っている意味がないことになりますし。 今回の事件のコンビニがどこの系列なのか、あるいは最近ではほとんどみかけない個人商店の延長としてのコンビニなのかわかりませんけど、騙されたオーナーも浅慮だったなぁと素直に思います。ダム工事現場への出店を持ちかけられて素直に金を払ったところをみると、実際に脅しに入る前に常連として仲よくなってからの犯行のような気もするので、気の毒にも思いますけど、やっぱり撥ね除けられなかった弱さを感じてしまう事件でした。
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