2003/01/13 (月)
★懐かしのあの曲なら、ファイル交換もOK?(ZDNet)
さて、著作権というのは一体だれの権利なのかと、いきなり命題を突きつけてみるユリです。作った人の利益保護のためのもの、と思ってみても、作った人が死んだ後も著作権は一定期間は保護されます。その期間は国によって違う、というのが今日のニュースの骨子になります。
まぁぶっちゃけ、アメリカにはディズニーがあるからっていう話でもあります。
インターネットが国境を無視するようになって、こうした摩擦は日に日に増えていくようです。統一ルールを作ればいいような気もしますけど、通貨すら統一できない社会に実現できる話ではないですしね。ひとつずつ解決していくしかないのかもしれません。
日本での著作権切れについて思いを馳せると、すぐに「青空文庫」が思い浮かびます。同じ著作権、同じデジタル化、同じインターネットの話なのに、こちらは好評の企画です。なぜでしょうか。
……やっぱり、ユリはレコード会社が儲けを気にしすぎなんじゃないかと思いました。もちろん、アメリカでは95年間と法律で決まっているんですから、極端にガメているという問題ではないのはわかっています。ただ、浅ましさが鼻につくように感じるという、ユリの個人的、感情的な意見です。
それから、こうした問題と切り放せないものに、制作者と頒布者の関係があると思います。どうしても音楽業界は、頒布する側であるレコード会社の力が強いです。音源はレコード会社が保有しているわけですし。これが、デジタル技術によって音源そのものを制作者が保有するようになれば、多少状況も変わってくるんじゃないかと思いました。
状況は複合的に変化していきます。インターネットなどの技術がいろいろなもの、いろいろなシステムを駆逐していくと同時に、インターネット自体ですら変遷していくことは容易に想像できます。そんな中で50年間だからとか95年間だからとか言うのは、ちょっと小さい話のようにも思いました。
あ、そういえば、平井堅のところのレコード会社、印税払う率が少なくて大儲けだったみたいですね。同様の理由で、オールディーズのカバーやクラシック曲がますます増えていきそうな予感がします。そういえば、ヴィーナスの「キッスは目にして」もそうでしたっけ……。
話がまとまらない上に、段々昔話になっていきそうなので、今日はこれぐらいで。
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