2003/01/11 (土)
★「プチ整形」、小中学生に広がる(朝日)
さて、一応自称バーチャルネットアイドルのユリです。たまに念押ししておかないといけないような気がして、なんとなく書いてみました。
それにしても、最近はリアル芸能界でもアイドルの低年齢化が進んでいますね。「でも」とつなげる割には、ユリは本当はそれなりに年をとっているんですけどね。ともかくユリとしては、あんまり子供のうちに芸能界に行くのはどうかなぁと思っていたりしたわけなんですけど、今度はこんなところも低年齢化してきたようです。
美容整形を受ける小中学生が増加中、だそうです。んー、価値観は時代とともに変遷するとはいっても、ユリはこの現象にはどうしても納得いかなかったりします。
もし、女性のもっとも美しい時期を小中学生の時代として、20歳以降は老後というような全人類坂下信明化した時代なら、それでも仕方ないかなぁと思います。でも、まだまだそんな時代じゃなくて、やっぱり20歳から30歳代ぐらいが人間の生殖期間のメインとなっているわけですよね。生物学的に、なんて斜に構えた前口上をつけるまでもなく、この期間に人生中一番の「美しさ」やら「セックスアピール」やらを放出するのが普通なんじゃないかと思います。
それで、まだまだ成長過程にある内に整形したとして、正常な発達が阻害される可能性があるわけです。まだまだ子供の美容整形はケースが少ないようですし、どんな形で影響がでるのかはわかりません。成長に従って再手術の必要がでてくるかもしれないんです。そんなリスクを負ってまで、慌てて自分を「飾る」必要があるんでしょうか。
記事本文にもあるように、テレビを通して「派手でキレイな同年代の少女」を見て、単に焦っているような気がしてなりません。むしろ大人の方が、「あれは虚飾の世界」という認識が出来る分マシなんじゃないでしょうか。子供の方が、テレビに出ている少女やファッションを鵜呑みにしやすいと思います。
とはいっても、「美しくなりたい」という気持ちは女性の本能のようなものかもしれません。その気持ちは止められないでしょう。
でも、ユリは「その前にすることはいっぱいある」んだと思っています。急いては事をし損じる、千里の道も一歩から、子供時代には子供時代なりの「キレイになる方法」があるはずです。
それは「笑顔」じゃないでしょうか。
キレイ、キタナイが顔の造作だけで決まってしまうのなら、アイドルなんかそれこそ人形かCGにやらせておけばいい話です。でもそうならないのは、魅力的な表情が人を惹きつけているからです。まだ顔も含めて成長過程な時期なら、とにかく魅力的な表情を作る努力をすればいいと思います。生活環境なども関わってくる問題ですけど、心の底から「キレイになりたい」と思うなら努力で環境も改善できるはずです。
親の金を頼って整形して考え方を前向きに、なんて考え方は逆だと思います。
それでもし、大人になるまで努力しても報われなかったことがあれば、そこでやっと整形を考えてみるぐらいがちょうどいいとユリは思います。というか、それって本来お化粧のスタンスなんですけどね。お化粧の低年齢化はすっかり進んでしまっていて、もうニュースにはならないようになってしまったんですねぇ。
あ、ちなみに今の芸能人をやたらとありがたがって「ああなりたい」と思っているガキには、一度20年ぐらい前のアイドルのファッションを見せてやるべきだと思います。流行には流行り廃りがあるぐらいのことを教えておかないと、そのうち取り返しのつかない行為に走るかもしれませんし。
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