2001/10/24 (水)
●iPod、iTune2、iDVD2の概要を探る(MacWIRE)
さて、ITに強いはずのユリです。社会派を気取って敵を増やすのもバカバカしいので、たまには実用的なIT関連のニュースをお届けしますね。
ただし、ユリはWindowsがキライです。
というわけで、ついにジョブスの口から語られたMacではない新製品。過去にOEMとはいえデジタルカメラを作ってコケたアップルですが、今回は違います。なんせ、あのジョブスなんですから。きっと普通じゃありません。
そして、やってくれました。まさかアップルが作るとは思えませんでしたよ、「MP3プレーヤー」なんて。
しかし、それはやはりタダの「MP3プレーヤー」ではありませんでした。なにしろメディアはRAMカードではなくハードディスクです。よって容量が5ギガバイトもあります。MP3の曲データが1000曲は入る計算になります。中島みゆきの全曲(おそらく夜会分も)を収録してもなお余るそのスペース。並ではありません。
他のサイトでは「でも結局は単なるMP3プレイヤー」などと書いている人もいるようですが、それは想像力が貧困というものです。再生装置が付いているために「MP3プレイヤー」とは呼ばれますが、正確には「結局は単なるハードディスク」なのです。そこに、さまざまな活用性が眠っています。
たとえば、デジカメのデータ保存。接続がFireWire(一般的にはIEEE)の小型ハードディスクですので、対応ドライバが作られれば高解像度のデータでさえ何千枚も撮影できるでしょう。ノートパソコンを持ち歩くより現実的です。
また、自宅と会社でのデータの共有が簡単なだけではなく、常に持ち歩けるというセキュリティの高さも魅力です。バックアップは必要ですが、少なくとも勝手に見られる心配はありません。
というように、可搬性に優れたストレージという点で、非常に高い応用性があります。とはいえ、現時点ではまだ市販されていないので、ユリの期待にどこまで応えられるのかは未知数です。それでもシステムはファームウェア(アップデート可)なので、実現していく可能性はかなり高いと思われます。
これだけ夢の詰まったiPodですが、サイズはだいたい煙草の箱ぐらいで、バッテリも8〜10時間は持つようです。さらに充電時間は一時間という、携帯性をそこねない、まずまずのスペックです。これは、Macユーザーならば是非手に入れたい逸品だと思います。
……でもユリのMacには、FireWireの端子がありません。
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