2005/01/24 (月)
★公園のホームレス小屋、市が強制撤去に着手 名古屋(朝日)
さて、多分無職のユリです。いっそのこと、放送大学にでも入学して学生気分に、とか思ったんですけど、どうやら試験はなくても書類審査があるみたいですね。はい、無理です。 ユリは無職でも住むところはありますけど、今日のニュースは多分無職で住むところがない人たちのニュースです。
不況と社会不安の今の日本では、こういう人たちをなくすのは難しいことだと思います。思うので、ここではそういうことは考えません。そういうことは、そういうところでした方がいいわけで、ここはそういうところではありませんし。 ならニュース自体取り上げなくてもいいはずなのですけど、ユリが気になったところがいくつかありましたので、元の記事から引用して考えてみます。
・ホームレスの支援団体も駆けつけ「行政代執行では何も解決しない。話し合いを」と訴えた。 記事を読むまでもなく、行政代執行に至るまでに、数多く話し合いの場は設けられていたはずなんですけど。それに、こういうことを当事者以外が口にするのもかなり微妙なことだと思います。というか、話し合いを訴えるのならホームレスにも訴えるべきのような。
・2年半住んでいた小屋を撤去された男性(58)は「今晩は公園内の別の場所で寝袋で寝ます。今は仕事がほとんど無いから、生活保護を申請するほかない」と話した。 ……生活保護という制度を利用しないで公園に住んでいるのは、屋外生活が趣味だからなんでしょうか。それともユリの知らない、とても複雑な事情があるんでしょうか。どちらにしても、この状況下にあって生活保護を申請していない人とは、市の職員も話し合いするのに大変だと思います。
ホームレスに対してやや辛辣な意見を述べると、過剰反応する人もいたりしますけど、部外者が「よい方向」を考えるのにも限界があるわけで、そうなると「一緒に」考えていく必要があるということになります。やや非難を含んだように聞こえるかもしれないユリの言葉は、「ホームレスの人たちもがんばって、いいアイディアを出してほしいなぁ」という気持ちの裏返しだと思っていただければ。
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