2005/06/01 (水)
★9割が著作権許諾なし 音楽ダウンロード
さて、いろんな掲示板などの情報から推察すると、nyなどの共有ソフトはアニメ系に強いような感じなのに、なぜ今のCDのランキングでは一般の曲が売れなくてアニメソングが上位に来ているのか、さっぱりわからないユリです。共有ソフトがCD売上低下の一番の要因だとするなら、アニメ系が真っ先に売れなくなるのがふつうだと思うんですけど……どうなんでしょうか。
できれば、そんな突っ込んだ調査をしてもらいたいのに、あいかわらずのふがいない調査結果のニュースです。
「Winny(ウィニー)」「WinMX」などのファイル交換ソフトでダウンロードされた音楽ソフトの90%は、著作権を無視――。と冒頭にありますけど、むしろ著作権を無視していない残り10%がどんなソフトなのかが気になるところなのに、そんな点にも突っ込んでくれない中途半端な調査です。映像に至っては、なんと16%が著作権を無視していないデータなんだそうです。意外に自主制作監督が多いということなんでしょうか。
これって多分、質問の仕方にも問題があったと思うんです。どんな質問の仕方をしたかは知りませんけど、なんとなく著作権無視かどうかを解答者に判断させる形式だったんじゃないかな、と。解答者には著作権に関する知識が圧倒的に不足している人もいるでしょうから、確実に事実のみを問う形にしておかないと、自己判断によって差が出てしまう気がします。
また、調査機関に「コンピュータソフトウェア著作権協会」が含まれているのにも関わらず、取り上げられているのは音楽と映像ソフトについて、というのもヘンな話です。市販のアプリケーションソフトについてはどうだったんでしょうか。会社や友人間でのコピーほど損害率が高くなかった調査結果だったために書いていないのではないか、などとゲスな勘繰りもしたくなってしまいます。
と、調査結果をひねくれた視点で見てみました。でも著作権違反は悪いことですから、捕まる捕まらないは別として、やめておくべきですからね。
「本家」の本とかも、出回ってるんでしょうかねぇ……。
|