2005/11/08 (火)
★飛鳥部勝則さんの小説「漫画と類似」 絶版・回収に
さて、「哭きの竜」の続刊が発売されていて驚いたユリです。「外伝」と銘打ってある割りには普通に続編っぽい展開でしたけど。現在も連載中で、さらに「アカギ」がアニメ化している今なら、ガイナックスもOVAの続きを作ってくれるかも、なんて夢を抱いたりしてしまいます。個人的には「エヴァンなんちゃら」よりもいい出来だったんですけどねぇ。「さんぴん、はよーどああけんかい!」萌え~。
このまま話を続けると、そのまま麻雀の話になってしまいそうですので、適当に切り上げて今日のニュースです。
盗作関連の話と言えば、つい先日も「スラムダンク」を参考にしすぎてしまった少女漫画が絶版になりましたけど、今回のは少女漫画から小説へ、というちょっと毛色の違ったお話です。
三原順の「はみだしっ子」といえば、今でも熱烈なファンを持つ作品です。ユリも「花ゆめいと」だったのでタイトルの記憶はあるんですけど、残念ながら読んだことがありません。なので、検索してみました。
こういうサイトが見つかりました。多分、ここが今回の件のきっかけになったサイトだと思います。とりあえず、ふむふむと読んでみました。
……盗作うんぬんは置いておいて、素直に元の文に感心してしまいました。文学少女と漫画ファンが重なっていた時期だったのかも、と思いました。
最近の少女漫画は色恋モノがあまりに多い上に、気がつくとセックスしてたりしますからねぇ。と考えて、少女漫画がセックスばかりになることと、少年漫画がバトルばかりになることって一緒のことなのかも、とも思いました。思いました、が多くて小学生の作文みたいだなぁと思いました。
話がいろいろズレてしまって、どうにも考えがまとまりませんでしたけど、とにかく文そのものというよりも内容的にかなりそっくりな部分が多く、確かに「知らなかった」では済まないレベルではありますね。小説家の「素材カードに該当部分が紛れ込んでしまった」という言葉は、納得できるものです。
ただ、こうした類似性は一、二カ所なら無意識にできてしまうものだったりします。これだけいろいろな作品が大量に生産されてゆく時代、推敲と同時に類似作のチェックも厳密なものが必要になってくるのかもしれませんね。
|