2003/08/25 (月)
★動物実験ビデオ盗んだ英国活動家に有罪判決 大阪地裁 (朝日)
さて、サブマシンとはいえ、おもちゃとしては結構便利なWindows2000がさっぱり起動しなくなり、ほどよく鬱なユリです。BIOSすら起動しなくなってしまったので、分解チェックが必要ということでしばらく放置ですね。最低限お仕事に必要な業務はサブサブマシンの98SEに回せばなんとかなるでしょう。というか、やっぱりこの事務所、マシン多すぎです。今回はそれが幸いしましたけどね。 ぐだぐだと作業環境について書いても仕方ないので、今日のニュースです。
えー、バカが有罪判決という要約でいいんですよね。 簡単にまとめますと、動物愛護団体のイギリス人が、ホームページで告発しようと日本の大学に忍び込んで、動物実験風景を撮影したビデオを盗んだということのようです。 ユリとしては、中途半端な執行猶予つきの判決が、むしろ狂信者から讃えられそうで微妙な気がします。
ユリがこの事件で犯人を「バカ」呼ばわりしたのは、その目的にあります。動物愛護の思想自体については今回はおいておくとして、自分たちの活動のために悪趣味なビデオを公開しようというのは、「地獄」の概念をちらつかせて入信をせまる低レベルな宣教師のように感じるからです。 ショッキングな映像で感情を刺激することは簡単でしょうけど、それによって賛同した人たちのほとんどは、ただの感情論での賛同でしょう。感情論が増えれば、主張は支離滅裂になってゆきます。結局は自分たちの活動団体の質を下げる結果にしかつながらないような気がユリはします。
動物実験自体を根絶することは、多分現状では不可能です。なくしてしまえば、代わりの選択肢は「実験しない」か「開発しない」か「人体実験」しかありません。いずれも、結果として人間の医学の発展をさまたげることになり、人間が死んでゆくだけです。そういう点においては、「食べること」と近い行為なんだとユリは考えています。 いきすぎた動物虐待との線引きが難しいとはいえ、実際の実験映像のみを見せられれば大抵の人が「これは虐待だ」と判断してしまうでしょう。その意義や効果を教えなければ、なおさらです。感情論に走りやすいテーマであればあるほど、主張する人間は冷静でいなければならず、ましてや明らかな犯罪行為に走るようになってしまっている人間の主張が通るはずもないとユリは思います。
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