「担任教師の黒い影」  幻光慙愧


 夕日が傾き、午後4時を回ろうとしている。彼、「井上 慶介」は、私立大垣小学校の6年生である。
 いつからだっただろうか?彼がレイプに目覚めたのは。かといっても、実際にしたわけではなかったが、本心では、してみたいと思っていた。もし、レイプするとしたら、同じ6年生の「水野 由佳里」にしてみたいと思っていた。なぜなら、彼女は、6年の中でもダントツの美少女で、身長こそ160cmぐらいと高いが、彼と由佳里は、偶然同じ水泳クラブで、もう何回もスクール水着姿の由佳里を見てきているが、スクール水着を通しても、胸は、膨らんでいなく、これからといった感じであった。また、後頭部で2つに結んだお下げも、よりいっそう「かわいらしさ」を強調している。本人は、モテモテといったことは感じていないらしく、一般的な少女と思っているらしい。そこがまた、魅力的であったりする。


 今日は、クラブの日。今日こそ、由佳里の処女を奪ってやろうと思った。事前に彼が立てた計画どおりにいくと、クラブが終わり、慶介は、わざと由佳里が最後に更衣室を後にするように、話を持ちかけ、慶介と由佳里が制服に着替え終わると、今はもうほとんど誰も使っていない教材準備室におびき出して、レイプをするという手はずだ。この計画は、はっきり言って自信がなかった。というのも、「誰にも見つからず、怪しまれずに」を前提として考えた計画だからである。確実性はほぼ0に等しい。しかし、今日逃してしまえば、来週は、学年末テストの勉で、クラブは休みになるし、再来週には学年末テスト。さらにその次の週でも卒業式の練習が始まる……。いってみれば、今日が最後のクラブになるだろう。ただ、最後の最後に、1回だけクラブがあるので、本当の最後とはいえないが、今日しなければ、由佳里が中学の転校手続きのため、最後のクラブには来れないと本人が言ってたため、チャンスがなくなってしまう。どうしても今日やらなくてはならなかった。
 慶介が更衣室に入り、黒のジャケットとYシャツ、シャツを脱ぎ、上半身裸になり、黒の短パンズボンをぬぐと、白のブリーフが目に入った。あそこの部分が妙にでかい、といっても、勃起しているわけでもない。もともと、慶介は、ペニスが太くて長い。そのせいか、ブリーフも1つ大きめのを買わないと入りきらないのだ。もちろん、自分で好きなのを買ってくるが。
 そろそろ時間がないので、ブリーフを脱ぎ、黒のサイドに赤のラインが2つ入ったブリーフ型の海パンを穿いた。ふと時計を見ると、もうクラブが始まる時間だ。
「うわ、やべえ、こんな時間だ!」
 慶介は、慌ててかばんの中からゴーグルと水泳帽子を取り出して、プールへ向かった。


「ふああー、今日も泳いだなー」
クラブが終わり、更衣室に戻る慶介。そこへ、由佳里が戻ってきた。
「ねえ、俺どうも、プールのそこにゴーグル落としちまったみたいでよ、水野さん、長くもぐれるから取ってきてくれないかな?」
「え、うん、いいけど、どの辺に落としたの?」
「多分奥のほうだと思うけど……」
「うん、じゃあ、あとでジュースおごってよー」
「え、あ、それは……」
「じゃあ、とってきてやんない!」
「あー、わかったよ、おごりますから」
「はーい!」
「まったく、かってにジュースおごらせやがって……」
 慶介は、多少のリスクは負ったものの、何とか時間を稼ぐのに成功した。しかし、ジュース1本で由佳里にペニスを挿入できるのは、うれしい限りだ。その間、慶介は制服に着替えることにした。かばんの中に制服がしまってあるので、かばんの中から制服を取り出すと、かばんの底に、白いサポーターが入っているのに気が付いた。
「あ、しまった、これ今日穿くつもりだったんだっけ……」
 少しがっくりしながら慶介は言った。だが、この後することを思い出した慶介は、サポーターを持ちながら言った。
「ま、いっか、これ穿いていけば、もっと興奮するかもしれないし、穿いちゃおうっと」
 慶介は、海パンを脱ぎ、ブリーフを穿く前に、サポーターを穿いた。少しペニスが締め付けられて、感覚が変だったが、我慢してブリーフを穿いた。
「なんか、すげえイっちゃいそうだな」
 確かに、ペニスが締め付けられてオナニーしている感じだったが、そうこうしてるうちに、由佳里が戻ってきた。
「ねえ、井上君、ゴーグルなかったけど」
「あ、ごめんごめん、タオルの下に置いてあったっけ」
「もお、なんで言いにこなかったのよっ」
「だって、行ったときにはもぐっていたし、もう体拭いちゃったし…」
「ふう、でもいいよ、その代わり、ジュースはちゃんとおごってもらいますから」
「はいはい、おごりますよ」
「じゃ、着替え終わったらまっててよ。逃げたりしたら承知しないからね」
「はいはい、まってますって」
「それから…話したいことがあるから」
「お、おう」
 慶介は制服に着替え、かばんを持って更衣室の入り口で待っていた。しばらくすると、スラッとしていて、かわいい笑顔を見せながら、由佳里がやってきた。
「おまたせ、って、早速ジュース買ってきてよ」
「はいよ、で、何のジュース?」
「オレンジジュースにして」
「あいよ、まったく」
「なに、井上君なんか言った?」
「いえ、なにもー」
 慶介は、近くの自販機に向かった。この学校では、構内に自販機があり、昼食時と放課後は自由にジュースを買って飲んでもいいことになっている。
 自販機につくと、120円お金を入れ、オレンジジュースを買った。
「ついでに買っていくか」
 慶介は、また120円いれ、お茶を買った。慶介は、お茶が好きなのだ。自分でも変わっていると思ってはいる。2つの缶を持ち、更衣室の前に戻ってきた。
「ハイよ、お望みの品」
「ありがとー、井上君。でも、ただじゃ悪いから、はい!」
 といって、由佳里はスカートのポケットから120円取り出した
「え、いいの?」
「うん、おごりじゃかわいそうだから、パシリだけで勘弁してあげる」
「サンキュー!」
 2人は、自販機の近くのベンチに座った。(いかん、これじゃあ計画が台無しだ。何とかしなければ…)慶介が次の言葉を発言しようと思ったとき、由佳里が口を開いた。
「ね、ねえ、…わたしのこと、どう思う?」
「ゴホッ、ゴホッ、な、なにいってるんだよ!」
「ううん、そういうことじゃないの」
「じゃあ何だよ」
「だから……、わたしね、香織から聞いたの。あのね、井上君だから話せるけど……、その……」
「んああー、なんなんだよ!」
「香織ね、……オナニーしてるんだって……」
「ゴホゴホ、な、何ていった?」
「だからね、……香織がエッチしてるんだって……」
「な、何を言い出すんだ、しかも……」
「わたしね、私……、前から井上君のことが……好きだったの!だから、……エッチしようって思って……」
(これじゃあ計画があやふやじゃないか! いったいどうなってるんだ? 誰かに仕組まれた罠なのか?)
「…………」
「……ご、ごめん、今言ったこと忘れて! ごめんね」
 由佳里がそう言うと、ベンチを立った。が、慶介は止めた。
「おい、まてよ、何で香織がそんなこといったんだ?」
 由佳里が立ちかけたベンチに腰を下ろす。
「うん、……あのね、先週香織が……襲われたんだって。でね、襲った人が……」
「俺なんていわないよな?」
「ううん、ちがうの、……下脇先生……なんだって」
「マジかよ! 下脇先生って、おれっちの担任だよな? それってほんとか?」
「うん、しっかり見たって香織が……。それでね、下脇先生が言ったんだって。『香織さんが…オナニーしていることを、あなたの親友、水野由佳里さんにいいなさい。それで、……由佳里さんの好きな人と……エッチしなさい。エッチする場所は、……明日言いますから、しっかり伝えなさい。……じゃないと、内申書がどうなっても……いいんですか?』ってね。……それで、今日………香織から話があって……」
 慶介は、ふと由佳里を見てみると、下向きになっていて、目には涙が浮かんでいて、黒のスカートに何滴か落ちていた。
「……わかった、もういいよ。無理して話さなくても……」
 慶介は、無意識のうちに由佳里の方に手をやった。
「でね……でね……、クラブの前に……香織がね、……『クラブが終わったあと、……教材準備室で……エッチしなさい……』って……、言ってたの……。私……私……」
「お、おい!」
 由佳里は、ついに泣き崩れてしまった。
「井上君、う、う、ぐすん……」
 次の瞬間、由佳里は、慶介の方によたれてしまった。由佳里の両手は、自分の顔を覆いかぶせていた。慶介は、それをしっかり受け止めると、動揺しながらもやさしく言った。
「もう、泣かなくていいからさ、……由佳里は、ほんとに好きなのか?……俺のことを……」
「うん、好きなの……くすん……」
「下脇先生の言葉で好きになったわけじゃ……」まだいい終わってないのに、由佳里が顔を赤らめて言った。
「うん、……私ね、くすん、前から好きだったの。……水泳クラブに入ったのも、井上君が好きだから……入ったの……」
「そっか……、実はな、俺も、その……由佳里のこと……好きなん、だ……」
(ちょっと待てよ、計画とは違うが、これでレイプができる……。が、でも、でも、今の事件で意見は変わった! おれは、由佳里を助けたい! 下脇先生の悪事から由佳里を救いたい! 由佳里も俺のことが好きだし。いまは、由佳里を救いたい!)
 結束を固めた慶介は、やさしく由佳里に問い掛けた。
「ねえ、いってみようよ、それで、何かわかるかもしれないし…」
「で、でも……エッチはいや……」
「大丈夫、なんとかする。たとえ、やることになっても、本気ではやらないから……」
「……ヒック、う、うん……」
 よほどショックが大きいのか、立つ気力さえないようだ。慶介は、由佳里の腕を支え、抱え込むようにして、教材準備室のほうに向かった。そこに、下脇先生がいれば、ペニスを挿入せざるを得ないが、ここでは本気ではやらないと決めた慶介であった。
 教材準備室には、誰もいなかった。慶介は、ドアを開けると、中に入り、奥のほうにあるいすに、由佳里を座らせた。本来の男子であったら、女子が、自分の目の前で泣かれると、どうすることもできないが、慶介は違った。おそらく、自分が由佳里のことを好きだから、落ち着いて対応することができたと思う。
「ありが……とう」
「え?」
「ううん、ここまで連れて来てくれて、ありがとう」
「ああ、それよりも由佳里は大丈夫かい?」
「うん、……心配かけて、ごめんね」
「ん、いいんだ」
 由佳里は、すでに泣き止んでいるが、由佳里が負ったショックは大きい。慶介は、由佳里に対してどう接すればよいか、悩んでいた。こんなときに、ここにつれてきてよかったのか? いま、俺はここにいてよいのか? 慶介の頭の中は、完全にこんがらがっている。と、放送のチャイムがなった。
「教材準備室にいる人たち、私は下脇だ。いまはもう、職員は全員帰宅してしまって、この学校内にいるのは、君たちと私だけになるがね」
 慶介は、ふいに時計を見た。すでに5時を回っている。本来ならば、4時半に、学校の門が閉まるため、今の時間帯は、下脇と慶介たちしかいない。
「くそ、してやられた!」
「さあ、早速はじめなさい。その部屋全体が見渡せる、隠しカメラを置いといたから、してなかったらこちらに分かってしまうぞ」
「井上君、私……」
「心配しないで、……軽くやるから……ね?」
「……うん……」
 慶介は、由佳里を床に倒し、スカートを捲り上げた。
「……ごめんよ……」
「……いいの、気にしないで……」
 由佳里のスカートの中には、真っ白な布があらわになる。純粋な白で、リボンのワンポイントのついたショーツだ。
「いや、恥ずかしい……」
「ごめん……我慢してて……」
 ショーツをゆっくり脱がすと、まったく毛の生えていない一直線の素敵なまんこが露になった。美少女の由佳里らしい、かわいいまんこであった。慶介は、ゆっくりと、自分のズボンとブリーフを脱いだ。そのとき、穿いてるのを忘れたサポーターも、いっしょに脱いでしまった。真上にそそり立っている自分のペニスは、皮が剥け、ほぼ垂直にそり立っていた。
「ごめんね…入れるよ」
「……うん」
 慶介は、仰向けになっている由佳里の上に覆い被さった。そして、足と腰で、ペニスの入れる穴を探していた。それは、クリトリスのすぐ下に見つかった。慶介は、覚悟を決め、ゆっくりとその穴の中に入れた。由佳里は、じっと、慶介のほうを見ている。ペニスが由佳里の穴に入った。
「うがあ、い、いたいっ」
「ご、ごめん、で、でも入れないと…」
「んくん、い、いいの…」
 慶介は、さらに体を押しのけていく、と、ペニスの先端が何かにあたった。おそらく、由佳里の処女膜である。気が付くと、由佳里のまんこは、ぐしょぐしょに濡れていた。慶介は、それに気がつき、かなしいかな、興奮のあまり、体をさらに奥へと押した。その瞬間、鈍い音がした。由佳里の処女膜が破られたのだ。
「ブチ、ブチョブチョ、グキ」
「うわー、いたあい、いたいからああああ、あ、あ、や、めて……」
「すまな……い、下脇先生が……見てる……から……」
「うぎゃああああ、いたあいよー」
 由佳里の股から、血がにじみ出てきた。慶介は、さらに奥へと進めた。またペニスの先端が何かにあたった。子宮の奥なのだろう。慶介のペニスは、ほぼ埋まってしまった。
「う、くあ、き、ついな」
「あ、ああああ、いた、いよー、いやあ」
 慶介は、腰を前後に振った。それにあわせて由佳里の体も揺れ動く。由佳里は、目に涙を浮かべ、ほぼイッてしまっているような目をしていた。
「う、うおお、き、きたぞ……あ、たた……かいの……が、う、う、うわあ、うわあああああっ、で、でるー!」
「はあ、はああ、きゃあ、い、いたあ、や、やめ、て……ああ、あ、あ……」
「ドクドク、ドックンドク、ドクン、ドクン、ドクドク……」
 由佳里がイッてしまうのと同時に、慶介は、はじめての射精を向かえた。いわゆる精通である。
「こ、これが、射精…」
 由佳里のまんこから抜き取った自分のペニスを見て、慶介が言った。不思議なことに、慶介は、絶頂を迎えなかった。初めての体験なので、うまく感覚がつかめなかったためだろう。由佳里も、意外と早くイッてしまったようだ。慶介は、サポーターとブリーフ、短パンを穿くと、まだ気絶している由佳里の下へ駆け寄った。
「ごめんよ……由佳里……」
 慶介がそういったのと同時に放送が入った。
「ごくろう、見させてもらったよ。このことは誰にも言うんじゃないぞ、言ったら君たちの内申書に『童貞、処女喪失』って書いたげるからな、その先は知らんぞ。じゃあ、気をつけて帰るんだな」
 慶介は、その放送を聞いて、がくりとひざを折った。
「おれが、俺が、由佳里を犯してしまった!ああー、いったいどうすれば……」
 慶介は、ふとわれに返った。本来は今日、由佳里をレイプする目的だったことを思い出した。目の前には、由佳里のショーツが落ちている。触ってみると、まだぬくもりが感じられる。まんこの当たる部分は、黄色く黄ばんではいたが、少女らしいさわやかな匂いだった。慶介は、それをズボンのポケットに入れた。
 しばらくして、由佳里がわれに返った。
「ご、ごめんよ、由佳里」
「……いいの……私も……してみたかったから……」
 慶介は、一瞬その言葉が理解できなかった。が、すぐに言い返した。
「そ、んあ、なにいってるんだ?」
「ううん、わたしね、5年のころから井上君のことが好きだったの。わたし、ラブレターを出そうか迷ったけど、振られると困るから、ずっと頭の中だけで我慢してたの。でね、そのことを香織に話したら、香織がオナニーの仕方教えてくれて、それから、1週間に2回ぐらいオナニーしたの。井上君の事思って。それで……」
「もうわかったよ、それから、『井上君』じゃなくて『慶介』て呼び捨てにしてもいいよ。由佳里の事好きだし……」
 慶介は、自分の顔が赤くほてっていくのが分かった。
「じゃあ、慶介、ありがとう……」
「え、あ?」
「ううん、なんでもないよっ」
「じゃ、帰ろっか?」
「うん、で、でも私のパンツが……ない!」
「あ、いや、さっき、下脇先生がきて、『このことは誰にも言うな。言ったら内申書がないと思え。それから、このパンツはもらっとく』ていってどこかにいっちゃった……」
「えー、そ、そんなあー」
「ごめんね、取り返せなくて」
「ううん、いいの」
「ノーパンだけど大丈夫?」
「うん、大丈夫」
 こうして、慶介と由佳里は、教材準備室を後にした。慶介が出した精子を残して。