「降臨」 コウ
僕は依頼された”仕事”を終え、すぐには部屋へは戻らず、すぐ裏の公園に立ち寄った。其のまま、部屋に戻り、座る気にはなれなかったからだ。公園のベンチに腰を下ろし、煙草を吸いながら、ボーと空を見上げていた。これが、”仕事”を片付けた後のパターンだった。もう夕方だったが、公園内で遊ぶ元気な声が響いている。僕は癒されていた……こんな日常はホッとするひと時だったのだ。すると、ピンクのシャツにチェックのワンピース、髪は少し茶髪ぎみでショートカットの少女が僕のことを不思議そうにチョコンっとしゃがみ込んで、下から覗き込んでいた。年は六才くらいか。それが、ユウキだった。僕が気が付くとユウキは、目をパチクリさせ、僕も目をパチクリしてしまった。そんな僕を見て、ユウキはあどけなく幼い顔でニッコリ笑った。
「お兄ちゃん、なに見てるの? お空に何が見えるの?」
僕は困ってしまっていた。
(別に何を見ていると言う訳ではないのだが……)
「……んー……! あっ、UFOが見えたんだ! でも、いなくなっちゃったみたいだなー」
僕はとっさに嘘をついてしまった。
(勿論、冗談のつもりだった)
ユウキは、
「えー! どこー! どこにいたの? 私も見たかったー!」
しゃがみ込んだまま、空をキョロキョロと見上げた。どうやら、ユウキは本気にしてしまったようだった。
(純粋なのか? 単純なのか? おかしな少女だ)
そんなユウキを見て思わず、プッと吹き出しそうになった。
「残念だったね。今度、見えたら教えてあげるよ。」
「本当! 必ず教えてね! 約束だよ! 私はユウキっていうの。お兄ちゃんは?」
「お兄ちゃんの名前? 僕はシンヤって言うんだ。よろしくね!」
「うん! よろしくね! シンヤ兄ちゃん!」
ユウキはちょっと首を傾け敬礼をした。何気無くユウキのスカートの中に目を向けた。なんと、パンツが丸見えだった!
(グレーにブルーのストライプのパンツ。子供にしては、派手だな。)
だが、ユウキはそんなことを気にしているようすはなく、まるで僕に見せ付けているようだった。思わず見いってしまった僕に気が付き、ユウキは、
「あっ! パンツ見えちゃってた! もう! シンヤ兄ちゃんのエッチ!」
そう言ったもののユウキは隠そうはしなかった。
それ所か、更に足を広げ、ニヤニヤしていた。どぎまきしながら、僕は、
「ちょ、ちょっと見えちゃっただけだよ! 見ていた訳じゃないよ!」
僕の心の中を見透かすようなユウキの表情から目をそらそうとした時、ユウキが小さな声で、僕に囁いた……。
「……ちゃんと見て……シンヤ兄ちゃん……ね!」
ユウキはパンツを履いたまま、少しずらした。すると、そこには綺麗なワレメが露になった……幾等か濡れているようだった。ゴクッと唾を飲み込んだ。
(一体、この子はどういうつもりなんだ?)
僕は無意識の内に自分の股間に手が伸びていた。手を触れると完全に硬くなっていた。いつもより硬く……これだけ勃起しているペニスなら、履いていたチノパンの上からでもユウキは判ったに違いなかった。その証拠に、
「……大きいオチンチン……」
ユウキは呟きながら、ワレメに指を添え、開いて見せた。桜のような肉壁が露になり、小さな快楽の実が周りの肉壁より赤く膨らんでいた。ツーと一筋の液が地面にしたたり落ち、小さい染みができた。
「ねぇー……ユウキのオマンコ、かわいい? こんなに濡れてきちゃった……」
ユウキの甘い呟きに僕の理性は砕け散った……。
ユウキはワレメに指を一本添え、ゆっくりとワレメに添って上下に動かし始めた。指の動きは段々と激しくなり、ユウキの幼い手がヌメとした光沢のある淫汁に包まれていった。地面には小さな染みではなく、ユウキの性器から溢れ出した淫汁を吸い込んだ大きな染みになっている。ユウキは息使いが荒らくなり、苦しそうに、虚ろな瞳で僕を見つめ続けていた。
「……見せて……お兄ちゃんのオチンチン……はぁー、うぐっ! あっ、ふぇ! ねえー早く、ユウキに見せて! はぁーはぁー……」
せつない吐息を吐きながら、僕の肉棒を求めてきた。
公園内では、元気に遊んでいる子供たちの声、すぐ外の道路には、買い物帰りの主婦、帰宅中のサラリーマン。こんな状況も、理性をユウキによって取り去られた僕とってはどうでもいいことになっていた。幸いこのベンチは公園内の死角になっていて、この場所に回り込んで来ない限り、ユウキと僕が何をしているかは判るはずはなかった。ただ欲望のまま、ユウキの願いを受け入れなければ、ならないと思い、僕はジッパーを下ろして、硬直しきった肉棒を引きずり出し、ユウキの目の前に掲げて見せた。
「!? お、大きすぎる……はあー……すごい……はぅっ……」
ユウキが驚くのも無理はなかった。僕の肉棒は軽く30cmを超え、先端はユウキの幼い拳くらいある巨大な肉棒だったのだから。それを見ながら、ユウキはワレメの中に指を埋没させていく……一本……二本と。更に三本目を入れようと指をワレメに突き立てようとした時、ユウキの表情がわずかに歪んだ。それでも、ユウキは三本目をワレメに埋没させ、指のピストンは淫汁の音がいやらしいハーモニーを奏で始めた。まるで、僕の肉棒が入るか試すように、指を挿入を繰り返した。そして余った手の方の人指し指と中指でクリトリスを摘まみ上げ、回しながら激しく刺激を加えた。
「あああぁぁぁーあーん! 気持イイーはあーはあーもっと、突いて! 激しく! シンヤ兄ちゃーん! あーん!」
快感の波に耐えられなくなったのか、ユウキはしゃがみ込むのをやめ、立ち膝になり、指の動きを更に早めたようだった。重ねた両手の間から淫汁のハーモニーが大きくなった。僕の方といえば、そそり立った肉棒を強く握りしめることしかできなかった。少しでも手を動かしてしまえば、たちまち大量の精液が豪雨のようにユウキに降り注いでしまうことだろう。膝間就かれは、ユウキのマンコのようすは判らないが、目を閏ませ、頬を赤く染め、小さな唇を半開きになり涎を流し、押し殺しながら、アエギ声を漏らす、その表情は僕の射精感を増大させた。肉棒の先端から先走りの液体がドクドクと溢れて来てくる。
「あぁぁぁ、あぅ……はぁーもう……だめ……我慢できないよぉー! あーん!」
ユウキの指遊びは終焉を迎えようとしていた。
「お、お兄ちゃん……はあ、はあ、ユウキ、もういっちゃうよぉー……ちゃんと見ててね……お兄ちゃん! あぐぅ! わぁぁぁー!」
ユウキは更に幼い性器を刺激し、絶頂を迎えた。
「うぐっ……い、い、いぐぅぅぅぅー! あぁぁぁーん!」
ユウキは腰を突き出し、体を大きく反り、幼い体は痙攣していた。僕はそれを目に焼き付けようと、少しまえのめりになった。その拍子に肉棒をきつく握っていた手が動いてしまった。ドッビゥービュブブブージョオーと大量の精液がユウキに降り注がれた!
(と、止まらない!)
溢れ出した精液はまるで、消防栓のホースのように、放水され、またたくまにユウキを白く染めあげていった。ユウキはそれを避けようとせず、絶頂の余韻を感じながら、浴び続けた。ようやく終わった欲望のシャワーにユウキは拭おうとせず、自らに付着した精液を指で掬い、小さな唇に指をくわえ、チューチューと吸い始めた。その光景に僕は硬直したままの肉棒を握り締めスライドさせた。今度は僕がいやらしいハーモニーを奏でていた。それに気付いたユウキは、
「あっ! お兄ちゃん! また出るの? 頂戴! ユウキのお口に頂戴!」
ユウキは口を大きく開けた。僕は幼い唇に狙いを定め、更に激しく肉棒をスライドさせた。
「うぐっ! たぁぅー!」
ビュウゥオーーーと肉棒は再び精液の放水を始めた。最初程ではなかったが、弧を描きながら精液はユウキの口へと注がれ、ゴクゴクと喉を鳴らしながら、飲み込まれていった。ユウキは鼻で大きく一呼吸し、
「プッハー! 美味しかった! こんな美味しい精液、飲んだのユウキ、初めてだよ。ごちそうさまでした! シンヤ兄ちゃん!」
さっきまでのあえぎ顔とはうって変わって、天使のような笑顔でニコニコしている。
(やっぱり、おかしな子だ……僕はもう……あんなに射精しちゃったら、もう腰が立たないや……頭もボーとして……目の前が白くボヤけてきた……まずいなー……)
ユウキの感謝の言葉にも、作り笑いを浮かべることしかできなかった。
「あーあ。ベトベトになっちゃった! きゃはははは!」
無邪気におどけて見せるユウキ。
「ユウキね、シンヤ兄ちゃんのことずーと前から知ってたんだ。ママとねお買い物の帰りとか、お友達のマキちゃんと公園で遊んでいるとか、シンヤ兄ちゃんのこと見ていたんだよ。いつも一人でお空を見ていたでしょ? 何か寂しそうだった……ユウキね、ずっと気になっていたから、今日はお声掛けてみたの。少しでもお兄ちゃんが元気になればいいなーと思って、ユウキはすごいエッチな女の子だから、お兄ちゃんにおまんこ見せるくらいのことしか、できなかったの。もし、気分が悪くなっちゃったんなら、ごめ……」
ユウキの心が僕の心の中に染み渡り素直に感動した。途中でユウキの言葉を遮り、
「……ユウキちゃん。ありがとう。お兄ちゃん、凄く嬉しかったよ。気持よかったし。本当に。僕の方こそ、ごめんね。ベトベトにしちゃって。大丈夫?」
「全然、平気だよ! ベトベト大好きだもん! ねえーシンヤ兄ちゃんまた、ユウキとお遊びしてくれる? 今度はもっともっと、いっぱいいっぱいセックスしたいなー。ね! いい?」
僕はズボンの中にあった部屋のスペアーキーを取り出し、ユウキに差し出した。
「?! 鍵? ユウキにくれるの?」
「……僕の部屋の鍵だよ。ほら、後ろに青いアパートがあるだろ。あのアパートの205号室。いつでも、遊びにおいで」
「いいの? ホント? やったー! じゃあ、今度、お泊まりしに行くね!」
精液まみれのユウキ飛び跳ねながら、はしゃいだ。と、その時!
「あっ! 誰か来るよ!」
ユウキは素早く僕が脱いで脇に置いてあった上着を露になったままの僕の肉棒を覆った。そして、ユウキはまだボーっとしたままの僕の唇に小さな唇を軽く重ねた。
「じゃあ、ユウキはご飯の時間だから、お家に帰るね!」
そう言うとユウキは公園の外に走り去った。精液まみれになりながら遠ざかって行くユウキを見ながら僕は彼女の背中に小さな翼を見た……意識は薄くなっていたが、少なくとも僕にはそう感じとることができた。ある四月の夕暮れに僕の目の前で起こった“天使の降臨”だった。
つづく