「最後の初詣」より
「あ、そんなことないってば……それよりも」
利奈は自分からおしりを突き出した。
「……もっと、愛して」
アヌスまで見えるポーズだ。義郎は吸い込まれるようにペニスをあてがい、貫いた。
「んふっぅっっ!」
悶える利奈の身体を、義郎ががっちりとホールドした。そのまま、いきなり全力で腰を使い始める。
「ああああっんんっ、あ、あ、あっ、はぁぁっ」
さっきのように深くは感じないが、その分激しさが利奈を翻弄する。身体がしっかりとホールドされている分、直接的に激しさが利奈を打った。
はだけた晴れ着がさらにはだけて、ふたつの小さな胸が夜気にさらされた。義郎が手のひらで包み込む。硬くなった乳首が、腰から伝わる振動で震える。だから義郎は押さえるだけでよかった。
クリトリスにも触れた。触った瞬間、利奈の膣が収縮してペニスを締め付ける。
「ふっ、はっ、り、利奈……」
「あんっっ、義郎……」
互いの名を呼び合う時は、いつも互いに絶頂が近くなった時だった。
「利奈、利奈」
「あん、な、なかにいっぱい、いっぱいほしい……」
義郎が軽快に腰を振った。
「あ、もう、もう出る」
「だぁっ、だっ、だして、だしてっ、義郎」
「んっ!!」
「ひゃうぅぅぅんっ!!」
びくっ、と利奈の身体が震えた。義郎のペニスが、利奈の奥深くで弾けたのだ。
射精は長く続いた。びゅくっびゅくっと精液を利奈の膣中にぶちまけ続けた。だらんと力の抜けた利奈の身体を支えつつ、義郎は利奈のいとおしさを噛みしめていた。肉欲だけではないなにかを、利奈の中にそそぎ込んでいるのだと思った。